近くの税理士・遠くの税理士- 依頼する税理士の遠近について
税理士選びは近い方が無難ですが・・・?
お客様が税理士を探す場合、ご検討事項に入ってくるのが自社(ご自身)と税理士事務所との距離です。当然、お客様の普段の活動範囲に税理士事務所があれば、「何かあった時に相談に行きやすい」や「いざというときにも書類を持って行くことも出来る」といった安心できる材料が増えると思います。事実、日本全国どの地域の税理士でも、大半の事務所は自らの事務所所在地から1時間~1時間半の移動圏内のお客様が大半を占めています。お客様だけでなく、税理士にとっても物理的な距離は近い方が仕事をしやすい・安心できるということだと思います。
さらに、お客様も税理士も同じ地域・近場で活動しているので、些細な世間話から、その地域特有の話題まで、色んな情報を共有することが出来ます。共通の知り合いが見つかったり、お客様のビジネス発展のために丁度相談したい・依頼したい・探していたという人を税理士が知っていた場合は、紹介してもらえたりもするでしょう。こういった点も近くの税理士に依頼している良い点です。
距離関係なく税理士はきっちり業務可能
しかし、別地域・エリアが全く異なるような遠くの税理士に依頼すると仕事がきちんと行われないということではありません。現在は税理士側もほぼ100%電子申告で実施しているので、お客様の申告書類をわざわざ税務署まで行って提出などしていません。どのエリアの税理士でも日本国内のお客様であれば対応可能です。資料のやり取りに関しても、お客様先に訪問して回収・税理士事務所に行って提出というケースは現在では稀で、郵送やメール添付、ファイルサーバ等で共有するケースも一般的になっています。そして税理士事務所との打ち合わせは、頻度が多いお客様でも月1回程度であり、税理士事務所との遠近関係なく、最近では電話やオンライン会議で実施するケースも一般的になってきています。事実上、距離の遠近は税理士からのサービス提供には支障のない時代になっています。
それでも、これは「近くても遠くても同じ業務が可能」という話なだけですので、わざわざ遠くを優先して選択する必要はありません。あくまでお客様ご自身の優先する要望でお考えいただくのが最適です。他の条件よりも「近くの税理士」ということが優先事項なのであれば、近くの税理士事務所を優先して選ぶべきだと思います。
税理士事務所の遠近によるメリットとデメリット
「近く」の税理士事務所に依頼 | 「遠く」の税理士事務所に依頼 |
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■メリット ・何かあったときすぐに事務所に行ける、もしくは税理士に来てもらえる。 ・近隣地域の話題ができるため、簡単な販促戦略などマーケティングの話もしやすい。 ・税務調査の立ち合い時に日当以外の支払い(出張費)が発生しない。
■デメリット |
■メリット ・純粋に自社の要望に沿って選ぶことが出来る。 ・自社の業界や要望する業務に精通している税理士を選ぶことが出来る。 ・周囲に税理士がかなり少ない地域(過疎地や離島)でも税理士のサービスを受けられる。
■デメリット |
税理士紹介ネットワークにお任せください!
税理士紹介ネットワークでは、お客様とご紹介した税理士が少しでも長いお付き合いをしていただくことを理想としています。
そのため、最初のご相談時において「近くの税理士が良い!」というご希望を頂いたお客様にも、専任コンシェルジュがお客様目線での丁寧なヒアリングを実施した結果、他の優先順位が高いご要望があった場合は、近くの税理士にこだわらず選択肢を広げた新しいご提案をさせていただく場合もございます。実際のところ、お客様からいただくご要望の中には、近くの税理士ではなくてもよいケースが非常に多く、地域以外を重視したほうが、より永いお付き合いをしていただけるような最良の選択肢になると考えられることもあるからです。
もちろん、地域的なご要望の優先順位が高いお客様や、遠方の税理士に依頼する必要性が無いお客様に対して、わざわざ別地域の税理士を率先して紹介することはありませんのでご安心ください。
税理士紹介ネットワークでは、ただ近くの税理士をご紹介するのではなく、近さ以外の条件もできる限りかなえられる税理士をご紹介しています。地域を重視して税理士をお探しのお客様にも安心してコンシェルジュにすべてをお任せいただければと存じます。